京都大学大学院農学研究科森林科学専攻

教員からのメッセージ(北島 薫 教授)

熱帯林生態系の機能の理解と保全

北島 薫 教授

熱帯林環境学分野

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: fb606a9dcfcb5991a788002e8107784e.png1年中暖かく湿潤な熱帯林は、生物多様性の宝庫としてよく知られ、その多様な自然産物は、地元住民はもとより世界経済に大きく貢献します。さらに、熱帯林は、全休レベルでの炭素や水の循環、そして、気候の制御にも大きな役割を担っています。私たちは熱帯林の機能的解析や、さまざまな熱帯林樹木種がどのように環境要因に応答しながら次世代へと更新していくか、といったテーマの理解を進めるための研究を東南アジアと中南米を中心として行っています。このような基礎研究は熱帯自然林の過剰伐採や農地などへの土地利用転換などの影響を地球全体のレベルで正確に評価するためにも重要です。さらに、撹乱後の森林の再生・修復方法を評価する研究なども含めて、熱帯林生態系の機能の理解と保全に貢献する研究を幅広く展開しています。

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