木材化学成分から新しい材料を創る
髙野 俊幸 教授
生物材料化学分野
近年、木材はバイオマス資源として大きな注目を集めており、その化学成分の利用は、大きな課題です。そこで、私たちの研究室では、木材化学成分に関する基礎から応用まで、幅広い研究を展開しています。具体的には、木材の未解明成分の構造解明(新しい化学成分分析法の開発)、環境に優しい木材成分の化学反応の開発、木材成分の化学修飾による機能性材料の合成などを行っています。(ある意味、ミクロなレベルでのものづくりを行っています。)現在、検討している新しい材料としては、木材成分由来の有機系太陽電池用材料、あるいは遺伝子治療薬の運搬体などがあります。 |
【生物材料化学分野】 木材成分の機能化を図る
【生物材料化学分野】 環境に優しい溶媒で化学反応する
【生物材料化学分野】 フラスコ内で化学合成する