辻本大地 (博士課程学生)、井鷺裕司 教授(森林生物学分野)らの研究グループは、世界自然遺産・小笠原諸島にのみ生息する絶滅危惧種アカガシラカラスバトが、隔絶された小さな島で長年にわたって生き延びてきた過程において、有害な突然変異がゲノムから除去される、いわゆる「遺伝的浄化」が起きていたことを明らかにしました。本研究は、絶滅危惧種の回復力に、有害な突然変異の蓄積量などのゲノム構造が関係していることを示唆しており、生物保全に新たな視点をもたらすものです。
本研究成果は、2025年7月15日に、国際学術誌「Communications Biology」にオンライン掲載されました。
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